2018年8月上旬、長野市ワーキングホリデーの休日に飯綱山へ登頂した、新月ゆき(@Shingetsu_yuki)です。
飯縄山は、登山を始めた頃に登りたいと思っていたに二百名山、信仰登山のひとつです。地元小学生たちが授業の一貫で山岳するお山だとも聞きます。冬山を除くと、楽々登山。
新宿からのアクセスの場合登山前後に宿泊が必要のため、見送り続けていました。しかし、今夏ご縁を頂いた戸隠へ行ったところ、たまたま近くにある事を知り登頂。そんな軽いノリの山行ですが、これもご縁のひとつなのだろうと思っています。
飯縄山とは
飯縄山は、長野県長野市、上水内郡信濃町、そして飯綱町にまたがる標高1,917mの山。飯縄山、霊仙寺山、瑪瑙山からなる連山全体を飯綱山と呼ぶ。戸隠山、黒姫山、妙高山、班尾山と共に、北信五岳のひとつです。
古くから山岳信仰の霊山であり、南山頂には飯縄神社奥社(飯縄権現)が祀られ、飯綱修験霊場として有名です。足利義満、上杉謙信、武田信玄、そして徳川家康などの武将の尊を得た。飯縄権現の正式名称は、飯綱三郎富士太郎と言います。
飯縄山の登山ルート
登山ルートは複数。
一般的なアクセスしやすい登山ルートをご紹介します。
飯縄山登山口〜南登山道〜飯縄山(片道2時間)
戸隠神社中社登山口〜西登山道〜飯縄山(片道2時間)
西登山道は道が穏やかのため、楽々登山を求めるのならば、往路西登山道、復路南登山口をオススメします。
南登山道は登山口から合計13体の石仏があり、ひとつひとつのお地蔵さまとご挨拶をしながらの山行は、いかにも信仰山岳を実感できます。個人的には、往路南登山道、復路西登山道をオススメします。
飯縄山へのアクセス
新宿からのアクセス(交通機関のみ)
<高速バス>
新宿バスタ〜(高速バス)〜長野駅〜(バス)〜飯綱登山口
交通費:1,300〜3,000円(高速バス)+850円(バス)
所用時間:5〜7時間<新幹線>
新宿駅〜大宮駅〜(新幹線)〜長野駅〜(バス)〜飯綱登山口
交通費:7,310円(JR+新幹線指定席)+850円(バス)
所用時間:4〜5時間<青春18きっぷ(松本駅経由)>
新宿駅〜松本駅〜(JR)〜長野駅〜(バス)〜飯綱登山口
交通費:2,370円(青春18きっぷ)+850円(バス)
所用時間:7〜9時間
日帰り or 宿泊
新宿からの自家用車アクセスの場合、無理なく日帰り登山ができる飯縄山です。交通機関利用のアクセスの場合、昼から日帰り登山が可能です。
しかし、わざわざ東京からアクセス、かつ長野県山行の場合、他のお山も登りたいのが登山者の本音なのではないでしょうか。
1日目飯綱山、2日目高妻山・戸隠山などの山行がおオススメです。
<宿泊先>
戸隠神社中社、戸隠神社奥社の旅館泊(有料)
戸隠牧場の車内泊、テント泊、駐車利用(有料)
戸隠牧場出入口前にある高妻山登山専用の無料駐車場の車内泊(無料。100台駐車可能)
自家用車があるならば、3がオススメ。
飯縄山を登ってみて
2018年8月上旬、飯縄山へ登頂しました。
飯縄山登山口13:45出発し、戸隠神社登山口17:40到着。40分の休憩時間を含め、4時間の山行です。
諸事情により、昼からの登山開始です。下山時は小走りで山を降りました。安定した登山道、ひとり登山だから誰にも気兼ねせずに出来た走りです。しかし、オススメしない登山開始時間なので、その点はご了承ください。
飯縄山は山岳信仰として有名な霊山のため、神社仏閣好きにはたまらないお山です。
登山目的では少し物足りないお山でもありますが、登山を始めたばかりの方には自信を持ってオススメします。
<登山初心者へオススメ Point>
険しい登山道はなく、歩き続ければ登頂出来る
南登山道の13体の石仏
山頂は360度の絶景パノラマ
飯縄登山口バス停で下車し、トイレ、水補給を済ませた後、南登山道の登山口へ歩き進みます。
道中は、別荘や宿舎が建ち並んだ、穏やかな優しい舗装道路です。
南登山道の登山口。鳥居があり、山岳信仰の登山を実感します。
道なりは、危険のない登山道。
特記すべきは、登山口から山頂まで続く合計13体の石仏。
私は、このお地蔵さま達に会いに来たんですよぉ〜。
13体全部、写真撮影をしてやる!
第一 不動明王
第二 釈迦如来
第三 文珠菩薩
第四 普賢菩薩
第五 地蔵菩薩
第六 弥勒菩薩
第七 薬師如来
第八 観音菩薩
第九 勢至菩薩
第十 阿弥陀如来
第十一 馬頭菩薩
第十二 大日如来
第十三 虚空菩薩
時々、うっかり撮影し忘れ、引き返しつつ写真撮影。
実は、これが大変でした。一体も撮影し忘れずに撮影できた私を褒めてください。
今回の写真は、体力的に飯縄山への登山は無理だけど、13体石仏を見てみたいと思う方々の参考になればと思います。
道中ある、熊野修験者の新札が目に入ります。
5月に浅間山外輪山を歩いたのだけど、その時も熊野修験者の新札がありました。
修行しているのねー。
サクサク進み、飯縄神社奥社に到着です。
奥社から観える長野市の風景は美しいと聞いていたそれが、今、私の目の前にあります。
約2年前に桜井識子さんの「神さまと繋がる神社仏閣めぐり」を読んでから、いつか訪れ、観てみたいと思っていた風景です。
この風景かぁ。感慨深いです。
しばらく景色を堪能した後、飯縄山山頂へ向かいます。
徒歩10分にて山頂に到着。
高妻山同様、大絶景360度パノラマ風景が展開しています。
良い山です。
良い空です。
時間は16時30分頃。下山開始です。
南登山道・西登山道の分岐点から徐々に歩くスピードを速め、西登山道が非常に安定していることが分かってからは、小走りで下山。
西登山道は非常に楽な登山道なので、小さな子供との山行の場合、往路西登山道、復路南登山道が良いかもですね。
総合の感想
飯縄神社奥社、飯縄山山頂からの景色が良い。
南登山口から飯縄山山頂の13体石仏が見事。
登山開始は午前中に。